台北蚤の市


旅先では、可能な限り蚤の市に出かけるようにしています。
思わぬ掘り出しものに出会えるのも嬉しいですが、地元民の日常生活をうかがえるのが、なによりも興味深いのです。

台北にも数カ所のマーケットがあるようですが、三重にある重慶橋下跳蚤市場に行ってみました。


一般的にフリマというと日曜日など休日に開かれるイメージですが、台湾のそれは平日もオープンしています。
前回訪れたのは日曜だったので、人出もそれなりにありましたが、さすがに今日はいないだろうと思っていたら・・・まずまず人が来ています。
そして店もたくさん出ている。 

台湾人は根っからの市場好きなのでしょうか?


さて、肝心の品物ですが・・・ アンティークっぽい時計やら食器、紙幣を並べている店もちらほらありますが、圧倒的に多いのは生活雑貨の類。


違法ダビングしたのかな??なDVDショップや、室内着にするにもちと躊躇する様な衣類、工具、靴バッグetc…。
台湾らしいものといえば、茶器や茶葉、豆類などの乾物、漢方らしき草を売っている店があるところでしょうか。



お茶の試飲サービス・・・というかただの茶飲み友達? 

珍しさでいえば、理髪店があったり、「刮痧」というへらみたいなもので体を摩って、血行を良くする民間療法をやっています。


カラオケ大好き台湾人は、屋外でも大熱唱。
それも何故か日本のド演歌だったり・・・。


なんていうか・・・店というよりは、ご近所付き合いが、そのまま青空の下に移動して来た様な、生活臭が漂うマーケットです。 

しかしこんな重慶橋下跳蚤市場にも、進化の波が押し寄せていました。
コンビニとバーガーキング、オシャレそうなカフェが誕生していたのです。

そして橋脚もカラフルに彩色され、明るいイメージを与えます。
前回(2015年)に訪れた時より、洗練された感じ。


奥の方にあるフードコートも割と綺麗。


とはいえ、店主も客もほぼオジイオバアばかりで、依然として若者に人気のスポットではない様子・・・。 
私はむしろこのまま、ゆる〜く生活染みたマーケットのままであることを望みますが、時代と共に変化していってしまうのでしょうね。 

何も買うものがないと言いつつも、洗濯ハンガーを買いました。
 安っぽくてすぐに壊れそうですが、レトロな雰囲気で良。
面倒臭い洗濯も台湾アイテムのお陰でちょっと楽しみになりそうです。 

追記:洗濯ハンガーは購入からだいぶ経った今も現役活躍中!


・How To Get There
 中和新蘆MRT、三重駅下車。そこから徒歩15分くらい。
駅を背に左方に進み、桃園機場MRTの三重駅を過ぎて土手の上に出ると、前方の橋の下にマーケットが見えます。
桃園機場MRTの三重駅からなら10分。

公園にも、マーケット内にも割と清潔なトイレがあるので安心です。

・Open Hour
平日0600~1200,土日1400頃まで営業。
 毎月第2,4月曜はお休み。
 注)毎週月曜休みとなっていたり、毎日営業となっていたり、第2,4月曜の休みについて触れられていなかったりと、情報源によって違いがあります。
月曜に訪れる予定の場合は注意が必要そうです。

 ※2017年4月時点の情報です


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