ウラジオストク的散歩コース




暖かい季節であれば、ダーチャ体験ツアーなどにも参加したかったし、屋外マーケットなども開催されていたのでしょうが、なんせ2月の訪問なので、
さすがにみなさん、積極的に屋外活動などしているわけもなく・・・。



と、ここまで書くと、なんだ見るところもないんじゃ行っても意味ないじゃん。って思うかもしれませんが、たった2時間たらずの移動でヨーロッパに来た!と思えるのは貴重なことです。
その上、美味しいご飯が食べられたり、ちょっとした買い物もできるのだから、十分楽しめると言っていいと思います。



中央広場からスタート







特になんともない、ただのだだっ広い広場。
日曜にはマーケットが開かれるということなので、その時は賑わうのでしょうが、それ以外は人が集まるわけでもなく、ちょっと間延びした時間が流れています。

グムデパートの前を通過し、ここから道なりにしばらく歩いて行くと、アンドレイ教会、ニコライ2世凱旋門、潜水艦C-56のある公園に着きます。
潜水艦の中は博物館になっていて、100RUBで入場できるのですが、小銭を持ち合わせていなかったので、近くの店でくずして来てと言われました。
少し周りを歩いてみても、近くにはないようなので、そのまま諦めてしまう。

貴重な観光スポットを一つ逃してしまいました。







建物自体も可愛いのですが、それよりも気になるのが雪かきをしているたくさんのオジさん達の姿。
恐らく行政関係の方なのでしょうが、かなり大掛かりな重機を使って作業を進めています。
きっと冬の時期にはひたすら毎日雪かきをして過ごすのでしょうね。



ブリキのおもちゃみたい。可愛いケーブルカー、フニクニョール





さらに道を進んで、黄金橋の下を通過し、しばらくすると左手に長い階段があります。
そこを登ると、鷲の巣展望台へ行くケーブルカーの駅に到着。
わかりづらいですが、何となく人通りが多いなと思ったら、その階段です。

観光客以外利用する人もほとんどいないのでしょう。哀愁が漂っています。
恐らく、決まったタイムテーブルがあるわけでもなく、人が乗ったら出発。
料金は、ケーブルカーに乗っているお姉さんに払います。
正確には忘れたけど・・・11RUBとか、中途半端な値段だったような。
上まではほんの1分足らずで到着。
一体何のために作ったのだろうと疑問に思うくらい、あっという間。

駅舎を出ると大きなラウンドアバウトがあり、その下を通って展望台に登る階段にたどり着きます。
地下通路は少し怖い気もしますが、地元の人も普通に通っているので、特に警戒する必要はないようです。



街で一番高い場所、鷲の巣展望台




特に何があるわけでもないけど、眺めの良い場所。
他に行くべきところがないから、とりあえず登ってみる場所。
品揃えが良く、良心的な価格でお土産が買える場所。
勇気があれば、夜景を見に来たい場所。
大きなマトリョーシカと記念撮影ができる場所。

う〜ん、こんなもんかな。

市街地ではお土産物屋さんを見かけなかったので(駅近くの客船ターミナル内にもあったそうです)、ここのお店はなかなか使えると思いました。
トイレもあるし。

マトリョーシカのマグネット(50RUB)はバラマキ土産に最適かと。
ソビエト時代のピンバッジ(50RUB)も売っていました。
どれもソビエト的なデザインでわくわくします。
もちろん、基本的なロシア土産も押さえているので、ここで済ませちゃえば、土産探しに奔走する手間が省けます。



matoryo



帰りも、ひたすら坂を下って中心部へ戻ります。
雪道に足を取られながら、小一時間くらいでしょうか。

他にも要塞博物館やら、なんたら聖堂など数ヶ所、観光スポットはあるようですが、
別段興味をそそられるものでもないので、これにて終了。

実にのんびりした観光でした。


※2016年2月時点の情報です。