そこで食べたモーニングセットが、かの悪名高きマカロニスープだったのです。
一体あれはなんだったのか?
もしかしたら自分の食べ方が間違っていたのではないか?(そのまま食べるのでは無く、調味料や何かをトッピングするとか)と考えたり、とにかく謎の食べ物として私の記憶に刻みこまれたのです。
そのマカロニスープをついにリベンジする機会が訪れました。
チェーン展開する翠華餐廳であれば、香港人の好む標準的な味付けの料理が提供されていると思われるので、ここで挑戦してみました。
で、出できたのがこれ。
オシャレなスープボウルに入れて、パセリとか緑系のトッピングをするだけで、だいぶ見た目は改善されると思うのだが。
いざ口に運んでみると・・・。 食べられなくはないが、決して美味しくはない。
なんていうか・・・ 付き合い始めて間もない彼女が、頑張って手料理を振舞ってくれたんだけど、どれも中途半端な味、ビミョ〜な出来栄えでコメントに困る。みたいな感じ?
病院食の方がよっぽど味わいがあった。
マカロニの茹で汁に塩を入れただけみたいな味。
つまりマカロニ臭い。
「マカロニスープ」なのだから間違ってはいないのだが、何かが違うと頭の中で疑問が駆け巡る。
全てにおいて何かが足りない。味が表面的すぎる。
でも何が足りないのかが的確に言い当てられない。
こういうのを、ある意味「深みがある」というのでしょうか・・・。
しかしこのマカロニスープ、まずいとは分かりながらも注文せずにはいられないという摩訶不思議な吸引力を持っているようです。
これを食べると、「ああ、香港に来たなあ」という気分になるとか。
いろんな意味で思い出の味となることは間違いないです。
※2017年6月時点の情報です