ウラジオストクの地元マーケットにお邪魔してみた



真冬のウラジオストクにおいて、屋外で開かれるマーケットがあるのか?

あるんです!

Sportivnaya Market (ロシア語ではСпортивная рынок。ルイノクとはマーケットの意。)というところが一年中オープンしているそうなので、行ってみることにしました。
フリマ的な雰囲気ではないですが、ローカルの生活を垣間見ることができて、興味深いところです。

あと私は行かれませんでしたが、毎日曜には中央広場でも催されるそうです。
オーガニックフードなどが買えると言っていたので、きっとオシャレなマーケットなんでしょうね。



ローカルバスに乗っちゃいます









Sportivnaya Marketまではバスで15分くらい。
中央広場前のバス停から49,55g,31番のバスで行くことができ、本数もたくさん走っているので、それほど待たずに乗れます。

宿のお姉さんに書いてもらったメモを運転手さんに見せ、近くのバス停で降ろしてもらうと、あっちの方だよと、人がたくさんいる方を指して教えてくれました。







いざ、マーケットに潜入









マーケットは結構広くて、主に3つのエリアに分かれています。

入口から入ってすぐの辺りは衣類や靴、バッグなどが売られるエリア。
そこから進んで行くと、食料品や雑貨を売っているエリア。
さらにはレストランが数件あるエリアがあります。

ここのレストランは中華料理が多かったように思います。
(宿の主人が、美味しい中華が食べられるとしきりに勧めていました。中国人だと思われていたんでしょうね。)

さて、肝心の買い物ですが・・・

残念ながら、特に欲しいようなものは見当たりません。

売られている服や靴は、見るからにプチプラ。
日暮里や御徒町あたりで売られているような品物といえばいいでしょうか・・・。
じっくり見れば掘り出しものがあるかもしれないけど、暇そうな店員さんが、ここぞとばかりに寄ってくるので、落ち着いて見られません。

何より、わざわざロシアまで来て買う必要もないかと。

雑貨を見てもmade in chinaなので、特に欲しいとも思えず。 せっかくロシアに来ているんだから、ロシア製の物が買いたい!

すると、市内で発見できなかったパン屋さんを発見したので、黒パンを購入。
帰国してから食べましたが、日にちが経っても美味しくいただけました。

もっと買ってくればよかった・・・。

袋はくれないので、持参した方が良いです。

店舗がたくさん入居している大きな建物もありますが、値段は市内のスーパーとほとんど変わらない印象。
ぶった切られた肉塊が売られたりしていて、ワイルドです。







さらに進むと、車で商品を運んできて店開きしているエリアに遭遇。
うん、こっちの方がマーケットっぽくていいかも。

野菜やスパイス、手作りパンなども売っています。



とまあ、私としては十分楽しめるところでしたが、時間がない中でわざわざ訪れる価値があるかと言ったら・・・?

観光客はほとんどいないので、ちょっとアウェーな感じ。
治安があまり良くないとは耳にしていたのですが、危険ではないものの、市内に比べると、やはりちょっと気を引き締めた方が良いように思います。

実際、「マネーマネー」と数回言われました。

白人系ロシア人よりも中国・モンゴル?などのアジア系の顔立ちの方が圧倒的に多いので、自分が今どこの国にいるのか、不思議な感覚になります。
ここが極東ロシアであることを改めて実感。

ヨーロッパのマーケットのようなオシャレで活気に溢れた雰囲気はないですが、ある意味ウラジオストク的な世界を体験できて、面白いところです。




※2016年2月時点の情報です