今回の旅のハイライトでもあるBeograd-Bar鉄道のチケットを購入すべく、わざわざBarに立ち寄りました。
と言っても、滞在わずか30分弱・・・。
バスステーションと鉄道駅の往復の記憶と、バスの車窓からの風景の記述です。
バスステーションは街外れ
事前情報でBarのバスステーション、鉄道駅の近くにはATMがないと聞いていたので、Ulcinjで途中下車してユーロを下ろし、Barまで来ました。
なるほど、着いてみて納得。
バスステーションは大きいですが、街の中心部からは離れていて周りには何もありません。
そこから歩いて5分くらいのところに、場末感漂うBar鉄道駅があります。
道すがら数件のカフェが営業していましたが、暇を持て余した地元のおじいちゃん達がお茶飲みに来ているといった感じで、のったりした空気が流れています。
写真にはマーケットの文字が見えるので、ちょっとした食料くらいは買えるのかもしれません。
チケット購入
チケットカウンターのおばさんにPodgoricaからBeogradまでのチケットを頼むと、受話器を取り空席確認。
そして手書きのチケットを発行してもらう。
目の前のそのPCは一体何のため??と、超アナログシステムにびっくり。
何故オンライン購入ができなかったのか、な〜んとなく推測するに、恐らく座席はコンピューター管理されているのだろうけど、運行中止や区間変更などが度々起きているようなので、そういった不測の事態に対応するには人間の方が早いのかもしれません。
なにより、この鉄道を利用するのは物好きの旅行者くらいで、乗客数もたかが知れているので、大規模システムを導入するに及ばないのでは?
しかし一般市民が利用する在来線はどうしているのか・・・?
そう言ったわけで、チケットを購入するためには、やっぱり駅まで足を運ばなくてはなりませんでした。
いざBudvaへ
チケットさえ購入できれば、あとはする事もないので、ベンチに腰掛けて次のバスを待ちます。
BarからBudvaまでは4.5€(クレジットカード不可だった気がする)。
所用時間は45分といったところでしょうか。
30分くらいかと思っていたので、長く感じました。
Budvaの街を抜けると、海岸線をひた走ります。
浜辺やカフェレストランが点在し、遅いバカンスを楽しむ人々がくつろいでいます。
10月初旬のアドリア海は日中はまだ温かく、海水浴ができるんですね。
欧米の方はきっと海の見えるアパートメントをレンタルして数週間とか優雅に滞在しているんでしょうね・・・。
うらやましい。
同じような風景が続き単調になってきた頃、一つの疑念が浮かんでくる。
まさか乗り過ごしてはいまいか?
不安になり始めたところに、Sveti Stefan島が見えてきました!
良かった。Budvaはすぐだ。
前方を向けば、Budvaの街並みが見えています。
朝0900時にShkodërを出発して1500にBudva到着。
アドリア海の美しい観光都市は、眩しく光り輝やいていました。
(故に、私の顔も日焼けで赤く光り輝きました・・・。)
※2016年10月時点の情報です。
追記: 改めてgoogle mapsを見ると、地図上にATMのマークが数か所。
バスターミナルからものの15分程度のところにあります。
私は何故わざわざウルツィ二で途中下車したのでしょう???
シュコダルからバールまでダイレクトのバスがなく、乗り継ぎのついでに寄ったのか?
今となっては謎な行動でした・・・。