Podgoricaの団地群

Podgoricaはモンテネグロの首都です。
(歴史的な首都は山間の小さな街、Cetinje。バスの車窓からチラッと見ましたが、しっとりとした趣のある街でした。)
旧ユーゴ時代はTitograd(なんと社会主義的な響き!!)と呼ばれていました。

他の旧ユーゴ圏の都市と同様、WWII後の復興と住宅難の中で無味乾燥な団地群が量産されました。
そして今もそのコレクションの数々が、退屈と言われるこの町に独特の味を与えています。

他でも書いた通り、野良犬に追い回されたせいでじっくり見て回る余裕もなかったですが、一部載せたいと思います。

Podgoricaが単なる通過点の街ではなく、訪れたいと思ってもらえる魅力ある都市だと感じてもらえれば幸いです・・・。

Communist Apartment Blocs



Podgoricaは団地の宝庫です。
街の中心部にまだまだたくさん保存(?)されています。
しかし、私が回れたのは駅周辺のみ。



一部は大型ショッピングモールに建て替えられていますが、隣接するマーケットの建物はおそらく昔からこのエリアの人々の生活を支えてきたのでしょう。





同じブロック内に同一形状ではなく、様々なデザインの建物を配置しているところが素晴らしいです。
一見適当に建てているようにも見えますが、しっかりした都市計画に基づいて設計されたのしょうね。
単調に見えてしまいがちな団地が一気に魅力的な建築群に変容します。



BLOK 5



割と有名なのはBlok 5というエリアだったみたいですが、残念ながら見に行かれませんでした。
ストリートビューしてみると、なかなか素敵なコミュニティですね。



このエリアはMileta BojovićとVukota Tupa Vukotićという建築家を中心として計画されたようです。
幼稚園や小学校、公園、運動場、駐車場、スーパーマーケットなどが広々としたエリア内に配置されているみたいですね。

Down Town Area



いつの時代に建てられたのか不明ですが、なかなか個性的なファサードです。



屋上の三角屋根が特徴的。
ちょっとユニテダビタシオンっぽいです。



こんな感じで、様々なデザインの団地たちがお出迎えしてくれます。
でも再開発で徐々に姿を消しつつあるブロックもあるようなので、過去の記憶となってしまう前に訪れておいたほうが良いでしょう。

※2016年10月時点の情報です