アルバニア国内のバス時刻表はインターネット検索してもヒットしません。
何故なら、時刻もバス停もあってないようなものだから・・・。
不安ですが、これはもう現地に行って、流れに身を任せるしかありません。
余裕を持った旅程が大事。
という訳で、乗車体験を記したいと思います。
まずはFushë-Krujëまで
KrujëからShkodërまでの直通バスはなく、Tiranaから来るバスに乗る事になるので、一旦麓のFushë-Krujëまで降りて乗り換えます。宿の青年に聞くとShkodër行きのバスは午前中ならたくさん走っているが、13時以降になると極端に少なくなるので拾うのが大変になるとのこと(日曜だったからかも)。
13時前に絶対に乗れと言うので、そのバスを目指します。
因みにアルバニアではこの手のミニバスをFurgonと呼ぶそうです。
Krujëのバス乗り場まで送ってもらいバスに乗り込む。
バス停の位置はおそらくこの界隈。
「Autobus Stancioni」とある場所よりやや右のヘアピンカーブになった辺りが乗り場になっていたかと。
助手席に座らせられ、何やら指示を受ける。どうやらシートベルトを閉めろと言っているらしい。
運転手さんは英語が通じない。
走り始めてすぐにバスは満員になり、山道を下ってFushë-Krujëに向かう。
どこの国でもオバちゃんパワーはすごい。
両手に抱え込んだ大荷物と同じくらい大きな声でしゃべり出す。
顔見知りなのかどうかはわからないけど、なんだかもう遠足みたいなノリ。
麓まで降りると、またジェスチャーで何か言われる。
今度はシートベルトを外せと。
ああ、急カーブの続く山道は危険だからってことだったのね。
アルバニア人、意外と気が効くなあ。
しばらく走ると、徐々に道の両側に店舗が増えてきて街の中心らしきラウンドアバウトで停車。ここが終点みたい。
バス代150lek。
写真右手の白いバンが乗ってきた車。
運転手に次のバス停はどこだと聞くと、「ファイブハンドレッド」と言いながら指差しする。
え、この辺にないの?
次なるバス停を探す
空港から宿の青年に送迎してもらった時は夜だったので、ほとんどの店が閉まっていて、一部開いている店も薄暗〜くてあんまりパッとしない感じだなあと思っていたけど、昼間見るとまあまあ活気があって、生活に必要なものは一通り揃いそう。「ファイブハンドレッド」って・・・聞き間違えたかなと、やや不安を覚え始めた頃行く先に交通量の多そうな道が交差しているのが見えた。
そう、Fushë-Krujëの中心はTiranaからShkodërを結ぶ幹線道路を内陸側に入ったところにあるので、バスを拾うためにはここまで移動しなくてはならないのです。
「ファイブハンドレッド」。距離にして確かに500mくらい。
運転手さんのアドバイスは正しかった。
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2へ続く・・・
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※2016年10月時点の情報です。