バス停発見
ようやくShkodërまで続くと思われる幹線道路脇まで来たが、バス停が見当たらない。その辺にたむろっているオジさんに聞くと、ここを登れと。
見ると、法面の上の路肩に地元民が立っている。
ここがバス待ちスポットらしい。
SH38とE762(SH1)が交差する辺り。
立体交差になっており、E762が上を走っている。
おじいさんに「シュコダル?」と聞くが通じない。え、ここじゃないの??
改めて今度は「シュコードラ?」と尋ねると、「シュコードラ、シュコードラ」とOK的な返答をくれた。
地元民には「シュコードラ」でないと通じないらしい。
宿の青年が「シュコダル」で理解していたのは、きっと英語読みの外国人を多く相手しているからだろう。
私の行き先が分かると、みんな口々に「シュコードラ****!」とアルバニア語で話しかけてくる。
全くわからない。
おじいさんにイタリア語は話せるかと聞かれる。もちろんNo。
アルバニアではイタリア語を話せる人が多いという。
そうこうしているうちに、また別のおじさんが登場。
英語が話せるらしく、ここでは拾えないという。
俺についてこいというので、ちょっと先まで一緒に歩いてバスを待つ。
バス、
と言っても普通ワゴン車みたいなのや、それをもうちょっと大きくしたサイズのが走っており、フロントガラスのところに一応行き先が書かれた紙が挟まれてはいるが、慣れない旅行者には最初は見落としてしまいそう。
そして出発
おじさんと一緒にバスに乗る。彼は5年間ロンドンで道路工事などの肉体労働に携わっていたとのこと。
アルバニアで美味しい料理は何かと聞くとピザ。ここでもイタリアの影響か。
取り留めのない話が続くが、ふと遠くにたくさん見える削られた山肌を指して、鉱山だという。
うまく理解できなかったけど、昔は土地が1㎡あたり€1だったらしく、その時に政府の役人だとか悪い奴らが土地を買い占めて採掘をしているとか。主な輸出先はアメリカで、ボロ儲けしてるって。
お互い拙い英語でのやり取りなので真偽のほどは怪しいが、確かにこれだけたくさんの山に囲まれていれば、良質な鉱物がじゃんじゃんとれるだろうなあ〜。
おじさんは途中で降り、その後も乗せたり降ろしたりを繰り返しながらShkodërに向かった。
1時間以上は乗っただろうか、無事に街に到着。
代金はいくらだと聞くとちょっと悩んでから450Lek。
ぼったくった訳ではなく、乗った場所からの料金がとっさに分からなかっただけ・・・
だと思いたい。
※2016年10月時点の情報です。