温泉の匂い漂う空港。ケフラヴィーク



ケフラヴィーク空港は首都レイキャビークから約50km、温泉で有名なブルーラグーンの近くに位置しています。

人口約33万人。
羊の数が人口に勝る国、アイスランド。(羊80万頭)

そんな国を象徴するかのように、とてもシンプルでコンパクトな空港です。

しかしそこはやはり、北欧の人々の生活空間への関心の高さを感じさせる、洗練された機能美。
なんでも、2015年世界のベスト空港の一つになったとか。

 そんなケフラヴィーク空港を使ってみた印象です。
 


・非常にコンパクトで、無駄のない空港設計。


 大きな空港ではないので、それぞれの動線もわかり易く、重たい荷物とともに無駄にグルグルと歩かせられることはありません。 

・適切なレストラン、ショップの数で旅行者に無駄金を使わせない。


空港で最後のショッピングを楽しみたい人には残念なお話かと思います。
しかし、アイスランドの大自然の中で数日過ごせば、自ずと俗な欲望も綺麗さっぱり浄化されているので、物欲至上主義の方も心配無用かと。

・搭乗口付近にベンチが少ない


ので、待つ間は床に座るか立っている羽目に。
搭乗口周辺は通路も広くないので、ボーディングタイムが近くなるにつれて人が溢れてきます。
他の国際空港と比べると発着便がまだまだ少ないので、これくらいの規模で対応できるだろうという設計だったのでしょうか?
これはちと誤算?
荷物棚に入れたい荷物がない限り、レストランなどで待機していれば良かったと思いました。

・チェックインは搭乗時間の2時間前から。


3時間前に空港に着いたら、カウンターが開いていませんでした。
機内持ち込み荷物だけなら、webチェックインで済むのですが、預け荷物がある場合はカウンター待ちしなくてはなりません。
外にある唯一のカフェ(JOE & THE JUICE。早朝から大音量HIPHOP)で暇を潰すくらいしかやる事がない。


空港によっては2時間以上前でもチェックインできる所もあったので、そのつもりになっていましたが、考えてみれば2時間前って妥当なんですよね。
以後、他の空港でも気をつけなければと思いました。
 ※夏季の観光シーズン対応? 2016年7月現在、2時間半前からチェックインができるようです。 

・到着口にある免税店では、みな大量のアルコールを購入。


 アイスランドの酒税は非常に高いらしく、到着した人々が大量に買っていきます。
 とにかくみんなホール買い。 ハンパない量を購入していきます。
 自家用車のある人はともかく、そんな大荷物を提げてバスに乗り込んで来るので、車中には酒瓶がぶつかり合う音が響き渡ってました。


小さいながらも機能的、程よく人間味があり快適。
アイスランドという国を体現したような空港です。

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Keflavik Airport 
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 ※2015年10月時点の情報です