ガイドブックなどにも載っているし有名なのですが、その怪しさ故に、実際体験してみようという人はなかなかいないのでは?
というわけで、昨今の運の悪さを払ってもらうべく、会いに行きました。
ガイドブックによると、オババ(拝神婆というらしい)たちの勤務時間は11時から19時くらいまで。
18時半頃に慌てて訪ねると、まだ3名ほどのオババたちが店先に怪しい明かりを灯して座っていました。
どのオババにするかと立ち止まっていると、それを察した一人のオババが声をかけてきました。
誰でも良かったので、誘われるがままにお願いすることに。
観光客慣れしているのか、愛想がいい。
記念写真を撮り、いざ儀式の始まり。
言葉が通じないので、笑顔とジェスチャーで進めます。
渡された紙に自分の名前を書きます。 火を付けた線香を持たされ、何やら祈れと言われる。
よくわからないので、消し去りたい煩悩を思い起こしてみた。
ガイドブックでは渡された紙に、消し去りたい人の名前(もしくは事項)を記入すると書いてあったけど、そんなもん書きもせず、オババは男女の絵の描かれた紙をバッシバシ叩きまくる。
そしてそれをマヌケな面をした紙製のトラと一緒に火に焼べる。
これで終わりなのかな?と思っていると、オババが携帯電話を取り出し、何やら打ち込んでいる。
グーグル翻訳だ!
なんとハイテク。
こんな古めかしい時代錯誤な儀式になんとも不釣り合いな光景。
英語表示されるけど誤訳が混じるので「?」な部分もあるが、中国語と合わせて読めば理解できる。
誕生日を入れろと。
入力して渡すと、指を折りながら何やら勘定している。
そして、お前には5匹の鬼がいるとおっしゃった。
5匹も?!
全部払うかと聞かれるので、そりゃもちろんお願いする。 (肝心のその5匹が何者なのか?聞き忘れたことを後で思い出した・・・。)
そして5匹の鬼を払う儀式を再開。
オババは私の頭の周りで紙やら鈴やらをブンブン振り回したり(鬼が近寄らないようバリアーを張ってるらしい)、よく分からん呪文を唱えたりしている。
紙を2枚渡され、1枚は半年後に神社に捨てろと。
もう一枚は肌身離さず持ち歩けとのお達し。
これにて無事終了。
さて、ここからが問題。
お代が占めて400HKDと。
¥6000???
あまりの高額に困惑していると、1匹50HKDだという。
え、それなら250HKDじゃん。あとの150HKDはなに?手数料? などと考えを巡らせつつ、財布の中身を覗いてみると手持ちがあまりない。
いや、高すぎるだろ。
どうしたもんかと眉間にしわを寄せていると、飯代がないのかとオババが聞いてくる。
イエスと答えると、んじゃ300HKDにしてやるという。
300HKDでも高いよ・・・。
納得はいかないが、寝不足と暑さのせいで頭が朦朧としていて話をする気力も湧かないので、仕方なく払う。
オババは屈託のない笑顔で、名刺を渡してきた。
ぼったくってるわけではないのだろう。
何かあったら名刺に書かれているナンバーに電話しろというが、ワタシ広東語できない。 せめてメールとか教えてくれればいいのに。
事前情報では50HKDでできると書いてあったので、それならばと安易な気持ちで受けたのがまさかこんな結末になろうとは・・・。
50HKDと書いていた人は、きっと1匹しか退治してもらわなかったでしょう。
1匹50HKD制度を知っていれば、どの鬼を退治すべきか選んだものを・・・。
そんなわけで、この打小人儀式が今回の香港旅行で一番高い買い物となりました。
私に悪さをする小人を払ったはずなのに、お金に対するケチケチ小人が早速現れたのは何故でしょう?
100HKD値切ったから、威力が半減したのかな?
その後も、イラっとしたり嫌なことがあると、私の5匹の小人たちはどうしたのだろう? 値切りがまずかったかな? と、小人の存在に疑問を感じる毎日です。
またオババに払ってもらわなきゃかな。
でも今度は最強のヤツを1匹だけお願いしよう。
※2017年6月時点の情報です
というわけで、昨今の運の悪さを払ってもらうべく、会いに行きました。
ガイドブックによると、オババ(拝神婆というらしい)たちの勤務時間は11時から19時くらいまで。
18時半頃に慌てて訪ねると、まだ3名ほどのオババたちが店先に怪しい明かりを灯して座っていました。
どのオババにするかと立ち止まっていると、それを察した一人のオババが声をかけてきました。
誰でも良かったので、誘われるがままにお願いすることに。
観光客慣れしているのか、愛想がいい。
記念写真を撮り、いざ儀式の始まり。
言葉が通じないので、笑顔とジェスチャーで進めます。
渡された紙に自分の名前を書きます。 火を付けた線香を持たされ、何やら祈れと言われる。
よくわからないので、消し去りたい煩悩を思い起こしてみた。
そしてそれをマヌケな面をした紙製のトラと一緒に火に焼べる。
これで終わりなのかな?と思っていると、オババが携帯電話を取り出し、何やら打ち込んでいる。
グーグル翻訳だ!
なんとハイテク。
こんな古めかしい時代錯誤な儀式になんとも不釣り合いな光景。
英語表示されるけど誤訳が混じるので「?」な部分もあるが、中国語と合わせて読めば理解できる。
誕生日を入れろと。
入力して渡すと、指を折りながら何やら勘定している。
そして、お前には5匹の鬼がいるとおっしゃった。
5匹も?!
全部払うかと聞かれるので、そりゃもちろんお願いする。 (肝心のその5匹が何者なのか?聞き忘れたことを後で思い出した・・・。)
そして5匹の鬼を払う儀式を再開。
紙を2枚渡され、1枚は半年後に神社に捨てろと。
もう一枚は肌身離さず持ち歩けとのお達し。
これにて無事終了。
さて、ここからが問題。
お代が占めて400HKDと。
¥6000???
あまりの高額に困惑していると、1匹50HKDだという。
え、それなら250HKDじゃん。あとの150HKDはなに?手数料? などと考えを巡らせつつ、財布の中身を覗いてみると手持ちがあまりない。
いや、高すぎるだろ。
どうしたもんかと眉間にしわを寄せていると、飯代がないのかとオババが聞いてくる。
イエスと答えると、んじゃ300HKDにしてやるという。
300HKDでも高いよ・・・。
納得はいかないが、寝不足と暑さのせいで頭が朦朧としていて話をする気力も湧かないので、仕方なく払う。
オババは屈託のない笑顔で、名刺を渡してきた。
ぼったくってるわけではないのだろう。
何かあったら名刺に書かれているナンバーに電話しろというが、ワタシ広東語できない。 せめてメールとか教えてくれればいいのに。
事前情報では50HKDでできると書いてあったので、それならばと安易な気持ちで受けたのがまさかこんな結末になろうとは・・・。
50HKDと書いていた人は、きっと1匹しか退治してもらわなかったでしょう。
1匹50HKD制度を知っていれば、どの鬼を退治すべきか選んだものを・・・。
そんなわけで、この打小人儀式が今回の香港旅行で一番高い買い物となりました。
私に悪さをする小人を払ったはずなのに、お金に対するケチケチ小人が早速現れたのは何故でしょう?
100HKD値切ったから、威力が半減したのかな?
その後も、イラっとしたり嫌なことがあると、私の5匹の小人たちはどうしたのだろう? 値切りがまずかったかな? と、小人の存在に疑問を感じる毎日です。
またオババに払ってもらわなきゃかな。
でも今度は最強のヤツを1匹だけお願いしよう。